肩こり(1)
2015-03-26
時々肩こりに対して、聞こえてくる言い回しで、肩が凝って頭痛になった。
肩こりで目が痛くなった。肩こりで歯が痛くなった等など。
しかしどれも間違った言い回しです。
肩こりは原因ではなく、結果です。
体の異常が何処かにあり、その反映として肩こりが発生します。
例えば、睡眠不足でも肩は凝りますし、眼を過度に使った結果肩は凝ります。もちろん最も一般的な風邪という疾病では、高い確率で肩こりが発生します。
以前長期にわたって肩こりを訴えていた患者さんが居て、鍼灸治療を一か月続けたがまったく効果が出なかった。もしやと思い、カンが働きまして、CT検査をしたところ、すい臓癌が見つかりました。この患者さんは運よく手術で完治されましたが、体の異常サインとして、肩こりを訴えていたのです。
しつこい肩こりには、気を付けましょう。
何等かかの異常が潜んでいるかもしれません。
←「腰痛について(1)」前の記事へ 次の記事へ「認知症の予防について」→