高濃度ビタミンC点滴とは?

高濃度ビタミンC点滴療法は、がん治療の代替治療としてアメリカなどで研究されている、がん治療法です。ビタミンCに美白・美肌などの効果があることから、美容でも使用されるようになりました。点滴により高濃度のビタミンCが短時間に全身に行き渡ることで、細胞の活性化による若返り効果を促進。身体の中から若く、美しくなるアンチエイジング治療です。


経口摂取と点滴療法の違いは?

ビタミンCは水溶性なので、多く摂っても余剰分は尿として排出されます。ビタミンCの血漿濃度は、およそ400mg/日で飽和すると報告されています。そのため、ビタミンCを大量に経口摂取しても、血中濃度はある一定以上から上がりません。ところが、直接静脈内にビタミンCを点滴で大量投与すると、経口摂取の数十倍の量が血管内に行き渡ります。こうしてビタミンC血中濃度を高めることにより、ビタミンCを必要とする各器官に直接行き渡らせ、経口摂取とは異なるレベルの作用、各種疾患の予防や、より高い美容・アンチエイジング効果が期待できます。喫煙者、ストレスに晒されている人は、ビタミンCが失われやすいのでより積極的にビタミンCを摂取する必要があります。


効果・効能

①コラーゲンの生成促進(肌のハリ・弾力を取り戻す)
健康な皮膚や血管、筋肉、骨などを作るのにコラーゲンは欠かせません。ビタミンCは繊維芽細胞の働きを高め、コラーゲンの生成を促進する作用があります。

②メラニン生成の抑制(肌のシミ予防・改善、美白効果)
肌が紫外線を浴びると活性酸素が発生し、肌を守るためにメラニンが生成されます。これがシミのもとになります。ビタミンCはシミの原因となるメラニン生成を抑制・還元(美白作用)させる働きがあります。

③抗酸化作用(老化防止、ニキビ予防・改善、疲労回復・抗ストレス効果)
ビタミンCは、老化や、心臓病・がんなどの生活習慣病を誘発する活性酸素を抗酸化作用で無毒化します。活性酸素による皮脂の分泌を抑制してニキビの予防・改善もします。
また、ビタミンCは活性酸素に対する抗酸化作用により疲労回復を早めます。また、ストレスによりビタミンCが消費されると、活性酸素が体内に貯まりやすくなり、血流が悪くなります。ビタミンCを摂取することでストレスが緩和され、身体への悪影響を抑えることが期待されます。

④免疫力向上(風邪やウイルス感染の予防)
ビタミンCはリンパ球の働きを活性化し、抗ウイルス作用のあるインターフェロンを増やします。そして、免疫力を向上させ、風邪やウイルスなどによる感染症を予防します。

 

点滴を受けていただく前に

初回の方は、カウンセリングとG6PDの検査(採血)を受けていただき、安全に点滴できるかどうかを判断いたします。(25g以上のビタミンc点滴を受けられる方は必須です)
G6PD欠損症(グルコース6リン酸脱水素酸素欠損症)とは、赤血球にあるG6PDという酵素の欠損により、溶血(赤血球が破壊される) が起こる病気です。数千人に1人といわれている先天性遺伝性疾患です。遺伝性G6PD欠損症の患者さんに大量のビタミンCの点滴をして血中のビタミンC濃度が上がると、重症の溶血性貧血を起こすことがあります。このような合併症を防ぐため、高濃度ビタミンC点滴を施術される方には、G6PDの検査を受けていただき、安全に点滴できるかを判断いたします。
検査結果の報告には、約10日間程度の時間を要します。

 

副作用について

水溶性ビタミンなので、余分に摂取した場合でも尿から排出され、重篤な副作用は報告されていません。稀に点滴刺入部位、あるいは周囲の痛み、低血糖、吐き気や頭痛、眠気などが起こる場合があります。
また、ビタミンCとブドウ糖の科学的構造は似ているため、簡易自己血糖測定器ではビタミンCを誤ってブドウ糖と認識してしまい、見かけ上高血圧になってしまいます。糖尿病などで血糖を自己測定されている方は注意が必要です。



点滴を受けることができない方

・G6PD欠損症の方(点滴施行前に採血にて確認します)
・腎機能が低い方
・栄養状態の悪い方
・人工透析中の方
・重篤な心不全がある方
・重症な不整脈の方
・大量の腹水がある方
・強い浮腫のある方
・妊娠中の方
・コントロール不良の糖尿病の方簡易血統測定器による血糖値の誤測定が、点滴施行後24時間の間起こる場合があります)

 

当院で使用しているビタミンC製剤について

国内で製造されているビタミンC製剤には防腐剤が使用されているため、大量に使用する点滴療法には向きません。
当院では、海外で製造されたビタミンC製剤を使用しており、国内産のビタミンC製剤と違い、防腐剤は一切入っていません。



点滴頻度について

初めは2週間に1回。継続して効果がで出したら1ヶ月に1回と間隔をあけていきます。1回につき、ビタミンC製剤25g投与いたします。

 

料金について

※本治療は自由診療であり、保険は適用されません。

問診 1,240円
高濃度ビタミンC点滴(25g) 5,000円
G6PD検査 5,000円(初回のみ)
採血検査 6,370円(初回のみ)※健康診断や他院での採血データ(3ヶ月以内のもの)をお持ちの方は不要です。