プラセンタ注射とは?

プラセンタとは胎盤のことで、胎盤の生理活性成分を抽出した医薬品です。
胎盤は胎児の成長に必要な全ての栄養と成長因子を供給しています。そのため、プラセンタにはビタミン・アミノ酸・ヒアルロン酸・ミネラルなど生体維持に必要な多くの栄養素、様々な酵素、細胞増殖因子、サイトカインなどが高濃度に含まれています。
プラセンタは医薬品として肝臓の治療薬として使用され、ウイルス肝炎やアルコール性肝障害で傷害された肝細胞を修復・再生する働きがあります。美容面では美白(シミの元であるメラニン色素の生成の抑制)、保湿(肌にしっとり感をあたえる)、細胞の再生(ダメージを受けた細胞を修復し、新陳代謝を高める)、アミノ酸の補給(再生細胞の材料を補給)等で細胞の若返りが期待できます。
プラセンタ注射では、胎盤から抽出したエキスを体内に取り入れることにより、組織呼吸や新陳代謝が促進され、皮膚や全身の細胞機能を活性化します。

 

期待される効能効果



副作用について

本来は肝機能障害・更年期障害などの治療薬として1950年代から用いられ、これまでに重大な副作用の報告はありませんが、注射部位の疼痛、発赤、悪寒、発熱、発疹等が起こることがあります。

ウィルスや細菌に汚染されているヒトプラセンタが原料に混入しないよう、製造にあたっては、国内の健康な女性から提供されるものを使用するなどの汚染防止対策がとられています。これにより、梅毒、結核、淋病、B型肝炎、C型肝炎、エイズ(後天性免疫不全症候群)、成人T細胞白血病、リンゴ病などの陰性が確認されていますが、理論的な変異型クロイツフェルト・ヤコブ病等の伝播のリスクを完全に否定することはできません。
そのため、プラセンタを注射した方は、平成18年10月10日より献血を控えるよう通達が厚生省からなされており、一度注射を受けた方は献血ができなくなります。

 

注射方法

プラセンタ注射は皮下注射で行います。
プラセンタは体内での吸収がとても良いので、注射後の効果の持続は数日(2〜3日)と言われていますが、継続して注射していると持続効果時間が長くなるといわれています。
初めの頃は1週間に2回、効果を実感しだしたら1週間に1回から間隔をあけていくと効果的です。
途中で注射をやめても問題はありません。

 

料金について

本治療は自由診療であり、保険は適用されません

 

にんにく注射と併用していただくと、さらに効果があります
(にんにく注射と同時に施行で、料金から500円引きとなります))